千葉県 下総國一之宮の香取神宮は国譲りを成功させた武運に優れた経津主大神を祀る神社で、武運・外交・勝負、そして国家鎮護の利益が最強だと言われています。
そこには地震を抑える要石があって、荒魂を祀る奥宮には最強のお守りがあります。
試合の前など、ここぞという時に参拝したい神社です。
経津主大神について
御祭神:経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
国家鎮護・国運開発の神・民業指導の神・武徳の祖神
御神徳:勝運・交通・災難除け・縁結び・道開きなど
人生における勝負や決断の時に祈願をすれば道が開けると言われています。
経津主大神は国譲りの神話に貢献した神様で、荒ぶる神々で争い乱れていた日本を治めようとした天上の最高神である天照大御神は、何度も神々を遣わせましたがうまくいかず、八百万の神々に相談すると経津主大神が最もふさわしいという事になり、鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)が名乗り出て出雲国の稲佐の浜に降り立ちます。
二神が剣を立て武威を示すと大国主命(おおくにぬしのみこと)は従い国を譲ります。
その代わりに昔の出雲大社は大国主命のために100m近い高さの立派な物が建てられたと言われています。
そのような経緯から皇室からの国家鎮護の崇敬が高く、鹿島とともに神宮の称号が与えられています。
武神という事で、天真正伝香取神道流という剣術が継承されています。
経津主大神は春日大社の御祭神でもあります。
香取神宮の境内
大きな鳥居をくぐり表参道を進むとそこは森のようになっていて、歩いているだけで穢れが祓われて浄化されていくようです。
とても清々しく気持ちのいい空気が漂っています。
徳川幕府によって建てられた拝殿とその奥に本殿があります。
国の重要文化財です。
神鏡が大きくて存在感がすごいです。
拝殿の奥には経津主大神の御霊が祀られている本殿があって、通常は拝殿から奥にある本殿に向かって参拝するのですが、香取神宮は裏に回れます。
要するに神様に一番近い場所で、裏詣りができるようになっています。
行ってみると神社上級者のような方々がいたりします。
こういうパワースポットで何時間か過ごすと、体の中の空気が神社の空気に入れ替わるのだそうです。
そういう意味でここでしばらくパワーを充電するというのは最高の浄化作用ですね。
香取神宮の奥宮
本殿から旧参道を歩くと静かな森の中にただならぬ雰囲気の奥宮があります。
経津主大神の荒魂が祀られています。
荒魂とは神様の荒々しい部分で、ここは神様と本気で向き合う場所。
半端な気持ちでは行かない方がいいかもしれません。
誰もいないような時を狙って、心を落ち着け意を決して鳥居をくぐる事をおすすめします。
初めて行った時は鳥肌が立つほどで、次回からは強いパワーに包まれるような感覚でした。
建物には昭和48年の伊勢神宮式年遷宮の古材が使われています。
要石
すずめの戸締りという映画でわだいになった要石(かなめいし)
奥宮の近くにあります。
地中深く突き刺さっていて、どんなに掘ってもどこまであるのかわかってないのだとか。
この辺りは昔から地震が多い土地で、この要石が地中に地震を起こす大ナマズの頭を押さえていると言われています。
もう1つは鹿島神宮にあって大ナマズの尻尾を押さえているのだとか。
最近になって地震を起こすプレートがあると分かっていますが、首都直下型地震はこの要石が防いでいるのかもしれませんね。
お守り
神氣が強い奥宮にはお守り頒布所があって奥宮の御朱印もいただけますが、ここにしか置いてない奥宮のお守りがおすすめです。
この場所の空気をいつも身近に感じていたくて、近くに置いて仕事をしています。
浜鳥居
津宮浜鳥居は香取神宮の裏側にありますが、ここが一の鳥居で経津主大神が上陸された地とされています。
4月15,16日にお祭りが行われています。
この川は利根川です。
おみやげ
ゆっくり参拝して戻って来ると参道にはいい匂いがしてます。
こういう所で食べるそばや天ぷら、美味しいですよね。
おみやげは厄落としの団子がいいですね。
ボリュームがあって最高です。
香取神宮の場所
千葉県香取市香取1697
0478-57-3211
8:30~17:00
https://katori-jingu.or.jp/
まとめ
香取神宮・鹿島神宮・息栖神社をまわる「東国三社詣り」が江戸時代に最強のお詣りと言われ、利根川を渡る参拝者は津宮の浜鳥居をくぐって香取神宮に参拝したそうです。
そして、小江戸と言われるほど賑やかだった佐原の街へ立ち寄ります。
佐原には当時の面影を残す町並みが残されていますので、機会があったら訪れてみて下さい。
その時の様子を記事にしましたので、よかったらご覧になって下さい。
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