旅の安全を祈願する鹿島立ちの常陸国一之宮茨城県鹿島神宮

武甕槌命を祀る鹿島神宮鳥居 パワー スポット
鹿島神宮を祀る鹿島神宮の鳥居
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関東一とも言われるパワースポットの茨城県常陸国一之宮「鹿島神宮」は、「鹿島立ち」と言って門出や旅立ちの時にその安全をを祈願する神社として有名です。

そういわれる由縁を紹介します

鹿島立ち(かしまだち)とは

天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫神である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、国造りのため高千穂(宮崎)の地に降り立つにあたり、香取の経津主命(ふつつぬしのみこと)と鹿島の武甕槌命(たけみかづちのみこと)の2神が抵抗勢力に対しその武勇と権威により交渉を成立させました。

それにあやかり、防人(さきもり)と言って唐や新羅からの侵攻に備え、関東から対馬などへ徴兵された者や武士が旅立ちの前に祈願するようになりました。

鹿島の剣豪塚原卜伝(つかはらぼくでん)が、全国に剣術修行に出る時にも鹿島神宮で祈願しています。

また、源頼朝や徳川家康、そして水戸光圀にも深く崇敬されていました。

武甕槌命の韴霊剣の力

鹿島神宮には韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)という刀が納められています。

出雲(島根)の伊佐の浜に降りた2神はこの剣を逆さに立て、大国主命(おおくにぬしのみこと)に国を譲るように告げると交渉は成立します。

その時に大国主命の子の 建御名方命(たけになかたのみこと)が武甕槌命に勝負を挑みますがあっさり倒されてしまいます。

国譲りにより瓊瓊杵尊が高千穂に降り天孫降臨を果たし、孫神の彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)は、大和(奈良)を目指しますが、激しい抵抗勢力に遭います。

そこで天照大御神は再び武甕槌命を遣わそうとしますが、武甕槌命は「国家を平定した時の剣があれば大丈夫なので送って下さい」と言います。

そして、この剣の力により起死回生の活躍を見せ大和の地を平定する事ができました。

その後、彦火火出見命は初代天皇である神武天皇となります。

神武天皇はこの事に感謝し、鹿島の地に勅使(ちょくし)を送り天皇由来の神社である神宮を建てます。

韴霊剣は悪霊を退散させ、平和をもたらす剣として大切に保管されています。

その剣の力も旅の安全を守る御神徳の1つであると考えられています。

鹿島神宮の場所

茨城県鹿嶋市宮中2306-1
https://kashimajingu.jp/

鹿島神宮奥宮

鹿島神宮奥宮
鹿島神宮奥宮

徳川家康が関ヶ原の戦いの勝利に感謝し本殿として奉納した建物で、本殿を建て替える際に現在の位置に移動されています。

奥宮には武甕槌命の荒魂(あらみたま)が祀られており、非常に強いパワースポットです。

私が初めてここを訪れた時、3番目に並んでいました(最後)

私の番になった時、急に強い風が吹き、葉っぱが舞い上がり入り口の周りをくるくると回り始めました。

5秒ほどで何もなかったように静かになった所で私はお詣りしました。

これは絶対に私にとって良い神社だと確信し、毎年来ています。

鹿島奥宮裏
鹿島奥宮裏

奥宮の裏には大きな木があって、ここでお詣りしている人もいました。

要石

鹿島神宮の要石
鹿島神宮の要石

水戸光圀が7日7晩掘らせてもどこまで刺さっているのかわからなかったという「要石」は、地震を起こす大なまずを押さえていると言われています。

要石は2つあって、もう1つは千葉県の香取神宮にあります。

2つが大なまずの頭と尻尾を抑えているのだとか。

鹿島の森の奥の方、とても静かで神聖な空気の漂う場所にあります。

御手洗池

鹿島神宮池
鹿島神宮池

奥宮から坂を下りていくと御手洗池(みたらしいけ)があります。

昔はここで禊(みそぎ)をしてから参拝するのが慣わしだったそうです。

1日40万ℓの水が湧き出る聖地で、団子や蕎麦が食べられる店もあります。

坂の上り下りが大変な方は、御手洗池駐車場がおすすめです。

まとめ

常陸国一之宮 鹿島神宮は武運に加えて、旅立ちや門出を祈願する神社として有名です。

香取神宮との関係も深く、息栖神社と3社合わせてお詣りすると良いと言われています。

香取や佐原の記事もありますので、参考にご覧ください。


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