伊豆山神社は伊豆の地に佇む、縁結びの神様として知られる神社です。その本殿には龍神が祀られており、源頼朝と北条政子が腰掛けて恋を語り合った石による縁結び効果や、小泉今日子さんが鳥居を奉納した後に再ブレークしたという事で復縁のご利益があると言われています。
伊豆山神社境内の裏にから続く参道を1時間ほど登ると本宮があり、道中には白山神社・結明神社(むすびみょうじんしゃ)などがあります。
本宮のすぐ近くには令和3年に発生した土石流の起点となった場所が大きく口をあけていて、伊豆山神社の宮司をはじめ関係者により水神社を祀り、再び水害が起こる事のないよう祈る事にしました。
災害現場の規模の大きさに驚き、水神社に祈願して来ました。
伊豆山神社について
伊豆山神社へのアクセスや境内のパワースポットについて紹介します。
伊豆山神社へのアクセス
静岡県熱海市伊豆山708-1
伊豆山地区は海から急な傾斜の地形になっていて、高所恐怖症の私は車で走っていると怖くなるほどです。
伊豆山神社は海から837段の階段にいますが、回り道をして車で本殿左の坂を上がると小泉今日子さんが奉納したキョンキョン鳥居があり、鳥居をくぐれば本殿わきの駐車場まで行く事が出来ます。
小泉今日子が奉納した「キョンキョン鳥居」の意味とは?
縁があって伊豆山神社の関係者と親しくなった小泉今日子さんは、話の流れで鳥居を奉納する事になりました。
その後「あまちゃん」というドラマへの出演が決まり、再ブレークしました。
この鳥居は彼女のファンや参拝者に愛され、縁結びや復縁の願いを象徴しています。
彼女と神社との不思議な繋がりを感じさせます。
頼朝・政子腰掛け石
伊豆の蛭ヶ小島に流されていた源頼朝は伊豆山神社を崇拝していました。
頼朝が北条政子とこっそり会っていたのが伊豆山神社で、この石に腰掛けて語り合っていたと伝わっています。
2人は結ばれ、鎌倉幕府を開く事になります。
その縁起により、縁結びのパワースポットとなっています。
伊豆山神社のアクセス方法
私が強くパワーを感じるのが光り石です。
道祖神である猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)と天宇受売命(あめのうずめのみこと)とともに来る神様が降り立つ石です。
触ったり座ったりしてパワーをいただけます。
限定の縁結びお守り
北条政子が手鏡の裏にナギの葉を挟んで頼朝との縁が切れないように祈ったという言い伝えにより、境内のナギの挟んで持ち帰れるお守りは毎日20体限定です。
伊豆山神社本宮への道
伊豆山神社のさらに上に「伊豆山神社 本宮」という場所があります。
私は神社の本宮・元宮・荒魂と言う、観光客が来る場所の奥にあるパワーの強い場所に魅力を感じます。
本殿裏にある白山神社は遥拝所(ようはいじょ)と言って、その先にある白山神社にここで参拝出来るように設けた場所です。
白山神社は猛暑の夏に雪が積もり、病のある者がこれを舐めたらたちどころに平穏した事により、社を創設し病気平穏・厄難消除の神として庶民の信仰があります。
そのわきには伊豆山神社 本宮へと続く道がありました。
片道1時間ほどかかりますが、静かに佇む本来の神様に会いに行って来ました。
結明神社です。
縁結びと言っても色々あって、仕事やタイミングの縁というよりは男女の縁にご利益がある場所です。
伊豆山神社の階段の脇に結明神社がありますが、ここまで来て参拝すれば神風が吹くような空気が漂っています。
この階段を上がると目的地です。
伊豆山神社 本宮です。
観光気分では来れないような場所にたどり着いたという感覚で、静かにお詣りしました。
本宮の隣には、前回来た時には無かった「水神社」がありました。
昔この地には水神社(丹生川上神社)が祀られていましたが、その後行方不明となっていました。
令和3年7月3日に発生した土石流により多くの方々の命が失われました。
そこで伊豆山神社は、この地に水神社を祀り、再び水害が起こる事のないように祈る事にしました。
すぐ近くには、土石流が起こった起点がありました。
ここに盛り土された土が雨水を含んで流れたと思うのですが、とても規模が大きいです。
下流に下りて見ましたが、怖ろしい光景でした。
まだまだ復興は出来ていないと思いますが、災害で亡くなられた方のご冥福と、伊豆山で暮らす人々の安全をお祈りします。
まとめ
関八州総鎮守として崇められたパワースポットである伊豆山神社は、縁結び・復縁のパワースポットとして有名です。
また、その奥には本宮という場所があり、令和3年に発生した土石流のような災害が起きないよう祈願する水神社が祀られていました。
災害の怖ろしいさを知り、助け合うという点が日本人ならではの価値観だと知りました。
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