横浜みなとみらいにある「カップヌードルミュージアム」へ行って来ましたが、外国人や学生が多く人気のスポットでした。
体験プログラムもあり、子供も楽しめる場所です。
また、日清食品創業者でチキンラーメンを発明した安藤百福氏の「クリエイティブシンキング=創造的思考」を、数々の展示物を通して体感する事ができます。
インスタントラーメンの発明へ
戦後間もない頃は深刻な食糧難で、街にはお腹を空かせた人々があふれていました。
そして1杯のラーメンを食べるための長い行列を見て安藤百福は「お湯があれば家庭ですぐ食べられるラーメンを作ろう」と決意しました。
そして自宅の裏庭に建てた小屋で1日4時間という睡眠時間で丸1年、死にものぐるいで研究を続けました。
「家庭に時間を提供する」という観点からも安く手間がかからなくて保存性のある目指していましたが、麺を乾燥させる方法が高い壁でした。
しかし、天ぷらを揚げる光景をヒントに「瞬間油熱乾燥法」を発明します。
お湯を注ぐとたった2分で食べられるチキンラーメンは、当時の常識では考えられない食品だったため、魔法のラーメンと呼ばれました。
アメリカへ視察に行った時どんぶりと箸がなく困っていたら、現地の人がチキンラーメンを割ってカップで作ってフォークで食べる姿を見て衝撃を受けます。
これがカップヌードルの始まりです。
私が子供の頃、今から50年ほど前にはカップヌードルを買うとお湯が出て、その場で食べられる自動販売機がありました。
売るための努力も目から鱗が落ちるような物ばかりです。
晩年には宇宙食まで開発してしまいます。
まだ無い物を見つける
何でもヒントにする
アイデアを育てる
タテヨコナナメから見る
常識にとらわれない
諦めない
安藤百福ヒストリーのエリアでは、人生のヒントになるキーワードがそのエピソードとともに紹介されています。
3つの体験プログラム
カップヌードルミュージアムには3つの体験プログラムがあって、参加には入場口での予約が必要です。
「カップヌードルパーク」は3歳以上小学生以下が対象で、自分自身が麺となりカップヌードルの製造工程を体感できる室内アスレチックです。
1回30分入れ替え制 400円
「チキンラーメンファクトリー」は、小麦粉をこね、のばし、蒸したあとに味付けし、「瞬間油熱乾燥法」で乾燥させるまでの工程を体験する事ができます、
小学生以上が対象で、大人800円、小学生500円、所要時間90分。
「マイカップヌードルファクトリー」に参加しました。
まずは自動販売機で参加料込みのカップヌードル400円を購入します。
カップをデザインします。
ここで今日の日付を記入。
まずはカップに麺を入れていきます。
開発エピソードの中に、「機械でカップに麺を入れるとどうしても平らに入らず、逆さにした麺の上にカップを被せてひっくり返す方法を見つけるのに苦労した」事が書かれていました。
また、完成時に具材が上に乗っているために、麺とカップの隙間を無くした事や、麺ががふやけて底の方に増えて行くように、下を空洞にした工夫など、「あーなるほど」という体験をさせてくれます。
おなじみの具材やここでしかない物もあって、オリジナルの1杯にアレンジできます。
スープ(1つ選ぶ)
カップヌードル
カレー
シーフード
チリトマト
具材(4つ選ぶ)
エビ
謎肉
タマゴ
ネギ
ひよこちゃんナルト
ガーリックチップ
インゲン
チェダーチーズ
カニ風味カマボコ
コーン
キムチ
旨味チャーシュー
蓋をつけていきます。スタッフが色々と説明してくれています。
次にビニールで包む作業。
袋に入れて熱を加えるとピシッと閉まります。
完成!
ちなみに私は、チリトマト味でキムチ・チェダーチーズ・旨味チャーシュー・ヒヨコちゃんナルトのオリジナルラーメン。
館内のフードコートはアジアのナイトマーケットをイメージした空間で、世界8カ国の麺が味わえます。
安藤百福が麺のルーツを探る旅で出会った8カ国だそうです。
ミニチキンラーメンに具材をトッピングして食べられるコーナーも気になりました。
カップヌードルミュージアムの場所
神奈川県横浜市中区新港2-3-4
045-345-0918
https://www.cupnoodles-museum.jp/ja/yokohama/
10:00~18:00
大学生以上 500円
高校生以下 無料
駐車場有
まとめ
「カップヌードルミュージアム」は人気のスポットで、平日でも多くの人が訪れていました。
日清食品創業者でチキンラーメン・カップヌードルの発明者である安藤百福氏の、常識にとらわれない発想とあきらめない努力を感じながら、今では当たり前の物がなかった頃の事を思い起こさせてくれ、元気がもらえました。
大人も子供も楽しめる場所です。