茨城県笠間市の常陸国出雲大社が「癌封じ」のご利益があるという事で、大切な人の身体を気遣い参拝する人が多くなっていると知りました。
今回は「どのような経緯でそのように言われるようになったのか?」「御祭神はどのような神様?」という点について聞いて来ましたのでお知らせします。
癌封じの由来は
「常陸国出雲大社が癌封じで有名だと聞いて来ましたが、どのような経緯でそうなったのですか?」と率直に聞いてみました。
「癌封じについての問い合わせや祈願が年々増えている事」だそうで、今までは神社として癌封じのご利益について発信して来なかったのですが、ご自身や大切な人の身体の心配をしている人々のために、癌封じのご利益の事を伝えるようになったためなのだそうです。
もちろん御礼参りも増えているのだそうです。
出雲大社の御祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)も因幡の白兎を助けた事で、医療のご利益があると言われますが、癌封じに関しては摂社の薬神神社への参拝者が多いのだそうです。
薬神神社とは
常陸国出雲大社への階段下にある薬神神社は、医療の神と言われる「少彦名命(すくなひこなのみこと)」が祀られています。
小さな祠のようですが、神職により祈願がされていて凛とした空気が漂っています。
絵馬には「お母さんの癌を治して下さい」というような切実な願いが書かれていて、胸が締め付けられるような思いでした。
遠方から来られる方も多いようです。
お守りは常陸国出雲大社の授与所にあって、出雲大社ならではの縁結びのお守りなどが多く揃う中で、癌封じ守りが一番人気なのだそうです。
癌だけではなく、病気の回復や予防、医療関係の参拝者も多いようです。
御祭神 少彦名命とは
薬神神社の御祭神 少彦名命(すくなびこなのみこと)は、出雲対大社の御祭神 大国主命(おおくにぬしのみこと)と一緒に、全国を回り国造りをした神様です。
田畑を開拓し、蚕を養い絹を織り、全国の温泉を探り当て、酒の醸造法を教え、衣食住など生活全般の御神徳を広めました。
特に医薬の道に秀でて薬神としての信仰が篤く、今でも広く崇められています。
大国主命との国造りの後、常世の国に渡り海原を司り、人々の寿命(いのち)を守る神様として尊ばれています。
常世の国とは現在の常陸国だと言われています。
少彦名命は恵比寿様?
大国主命は大黒様とも言われ、大黒様と一緒にいる恵比寿様は少彦名命の別名だという説もあります。
また、事代主命(ことしろぬしのみこと)が恵比寿様だという説もあります。
どちらも間違ってはいないようですが、私が色々と調べて出した結論は「恵比寿様は事代主命であって、少彦名命は別の神様」
舟に乗って釣り竿を持った商売繁盛の恵比寿様と、一寸法師の由来となった小さな神様である少彦名命はどうしてもイメージが違います。
神田明神の御祭神である少彦名命もそう思わせるお姿です↓
https://www.kandamyoujin.or.jp/profile/
大国主命とともに国造りをしたという点では共通していますが、事代主命は大国主命の息子で、少彦名命は兄弟のような関係だという説もあり、私はそのように結論付けました。
お守りの通販
神社まで足を運べない方のためにオンラインショップが開設されています。
https://www.izumoenmusubi.com/
また、代理や郵送のご祈祷も受け付けているそうです。
薬神神社の場所
茨城県笠間市福原2006
北関東自動車道 笠間西インターより1㎞
https://izumotaisha.or.jp/blog/2970/
まとめ
常陸国出雲大社の摂社 薬神神社の癌封じについて紹介しました。
この神社のご利益によって救われる人がいたらという思いで書きました。
笠間稲荷神社など有名なパワースポットもありますので、機会がありましたら訪れてみて下さい。
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