皇居の中を見学するコースがあるらしいのですが、なかなか予約ができないらしく参加できていませんでした。
ネット予約の他に「当日並べば入れる」という情報を得て、早朝より並んで参加する事ができました。
たぶん普通に行ったら定員をオーバーして参加できないと思いますので、列の状況や当日の流れなどを教えます。
皇居一般参観の申し込み方法
一般参観の事前申し込みは毎月1日午前5時から翌月分の受付が始まります。
しかし、最近は外国人の申込者が多く、一瞬で予約が埋まってしまうそうです。
郵便での申し込みもありますが、まだ試していないので当選確率は分かりません。
休止日は日曜日・月曜日・祝日(土曜が祝日の日は実施)・7月21日~8月31日の午後・12月28日~1月4日・行事のため支障のある日です。
開催日と事前申し込みはこちら↓
https://sankan.kunaicho.go.jp/about/koukyo.html
当日受付
定員は事前受付が各回140人で、それとは別に当日受付で午前午後100人ずつ参加できるようになっています。
午前の回
整理券配布 9:00~
受付開始 9:30~
参観開始 10:00頃
参観終了 11:15頃
午後の回
整理券配布 12:30~
受付開始 13:00~
参観開始 13:30頃
参観終了 14:45頃
◎本人を確認できるもの(運転免許所・マイナンバーカード・パスポート・在留カード・健康保険証など)を忘れずに持参して下さい。
並ぶ場所
東京駅丸の内口からまっすぐ歩いた所に桔梗門があります。
日比谷通りまでは地下でも行けます。
そして、地図に書いた桔梗門前の矢印の先を先頭に並びます。
桔梗門です。
ここから入場するのですが、当日の整理券をもらうには100人以内で並ばなければなりません。
整理券配布の1時間前、6番目でした。
向こうに並んでいる人達は早く入場して行きましたので、今回の一般参観とは目的が違うようです。
園遊会が行われた日なので、その関係者かな?
並ぶ場所を間違えると、せっかく早く来ても入れなくなる事もありますので、気を付けて下さい。
8:30 「ここが受付場所」だという看板が立ちました。
この時点で70人とか話している声が聞こえました。
この日は2023年11月2日(木)で、翌日が文化の日という3連休の前日の平日でした。
8:50 携帯電話で時間を潰していて、ふと列を見たらすごい数になっていました。
完全に100人超しています。
外国人の方が多いですね。
この状況から見て、遅くても8:30までに並んでないとアウトな感じです。
この日はですけどね。
9:00になると係員が来て、検温と身分確認をしてOKなら整理券をもらえます。
そして、一旦解散して、9:30に再び集合となります。
その時に首からかける受付証をもらえ、入場となるという事です。
トイレはすぐそばにあり、コンビニは日比谷通りを渡って右のビルの地下が一番近いかと思います。
コンビニから戻って9:30に戻ったら長蛇の列。
一瞬不安になりましたが「それはどうしたらもらえるのか?(整理券)」と外国人に聞かれ(たぶん)、「end 9:00 next 12:30 なんですよー」と言ったら伝わったらしく、整理券を配布した後に来て良く分からずに並んでいるという事だと分かりました。
彼のように、整理券を配り終わってから並ぶ人が多かったようです。
しかし、係員は外国語で丁寧に説明しながら、整理券を持った人だけを桔梗門へ誘導していきます。
10:00には少し早いですが桔梗門から入場して行きます。
定員内ですので、入ってしまえばゆったり気分です。
まずは荷物のチェックを受け、窓明館という大きな建物に通されます。
全員が揃うまで案内の動画を見たり、皇室関連のお土産を購入したりできます。
そして、全員が揃うと簡単な説明を聞いて、10:00ぴったりに出発となります。
日本語・英語・韓国語・中国語のガイドがいて、希望のガイドについて行く事によって、グループが分かれます。
外国語を勉強している人には、とても良い勉強になるのではないかと思いました。
日本人は240人中の30人くらいでしょうか?
外国人が多いです。
見学コースは赤い点線の約2㎞を1時間15分で巡ります。
この地図で見ると、右側の東御苑がお城っぽいですね。
ガイドさんに聞いたらそのようで、皇居東御苑は江戸城跡で、天守閣跡や松の廊下があった場所を自由に見て回れるのだとか。
この見学が終わってから、見学して来ました↓
最初のスポットは「富士見櫓(ふじみやぐら)」
今は高いビルが建って海は埋め立てられてしまい昔と様子は違いますが、当時は海と富士山が見えたそうです。
天守閣が焼失した時には天守閣の代わりに使われていたとか。
この石垣は築城の名手 加藤清正が手掛けた堅牢な作りで、関東大震災でも崩れなかったそうです。
いろんな角度から写真を撮りたくなる景色です。
坂下門です。
集合場所の近くにある門ですが、内側からはこのツアーに参加しないと見る事はできません。
これが宮内庁庁舎です。
整理券待ちの間に桔梗門から入って行く人が結構いましたけど、ここで働いている人なのでしょうか?
この日は園遊会と言って著名人が天皇陛下と交流される日でしたので、多くの人がそちらへ行っているのだとか。
園遊会で授賞される勲章を作っているのがこちらです↓
次は宮殿。
1月2日と天皇誕生日に天皇陛下ファミリーが2階のベランダにお立ちになる一般参賀が行われる場所です。
そしてここが最前列の真ん中、天皇陛下の目の前。
当日ここに立つのはかなり大変らしいのですが、今ここにいる事がなんだかうれしいです。
二重橋を渡る事ができます。
伏見櫓(ふしみやぐら)
材料を京都伏見城本丸から運び、2代将軍秀忠によって建てられた物です。
櫓の隣にある細長い部分は「多聞(たもん)」と言って、ここでは2か所しか残っていない貴重な部分のようです。
そして、宮殿を回り込むように豊明殿や正殿などを見ながら桔梗門から退出となります。
ガイドさんの説明も聞きやすく良いツアーでした。
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天皇とは
天皇家の始祖は伊勢神宮の御祭神であり日本の神様の最高神の天照大御神(あまてらすおおみかみ)で、初代天皇である神武天皇から「神の子孫」という運命を背負い、126代もその血統を守っています。
天皇は神に一番近い存在として「国家の繁栄と国民の幸福」祈る日本の象徴です。
神様を信じるかどうかで天皇の存在は変わって来ると思いますが、126代も続いて、この現代においても伊勢神宮では年間1500もの祭事が行われているのですから、単なる物語ではないと私は思っています。
私は30年前に地元を訪れた平成天皇皇后ご夫妻の、警備のお手伝いをさせていただいた事があります。
本当に近くで手を振っていただいた時、あの穢れの無い澄んだ眼差しに感動で言葉が出なかった事を思い出します。
伊勢神宮に参拝した時の記事↓
三種の神器 アクセサリー
三種の神器は「あまてらすおおみかみ」が天孫降臨の際「にににぎのみこと」に授けた3つの宝物で、諸説ありますが、これを持つ者が天皇の証とされ、3ヵ所に御神体として祀られています。
八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)皇居
八咫鏡(やたのかがみ)伊勢神宮内宮
草薙剣(くさなぎのつるぎ)熱田神宮
身に着ける事で自分の心が落ち着くような気がしますね。
まとめ
皇居は江戸時代に徳川将軍が居城としていましたが、明治維新の後、明治天皇が数千年にわたって天皇がお住まいになった京都からお移りになりました。
一般には立ち入る事ができない場所には神様を祀る場所が多くあるとの事です。
また、徳川家康により風水等にこだわった城となっているため、強力なパワースポットとしても知られています。
当日参加は整理券配布の1時間前に行けば大丈夫かと思いますので、ぜひ参加してみて下さい。
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