千葉県は醤油が有名ですが、そのほとんどが利根川沿いの銚子や野田に集中していますが、
千葉県南部では富津市にある「宮醤油店」だけです。
こちらの醤油蔵は「天然醸造」「無添加」にこだわり、大量生産をせず普通より長い期間をかけて質の高い醤油を造り続けています。
千葉県三大ラーメン「竹岡ラーメン」の元祖「梅乃家」のスープやチャーシューにも使われているそうです。
「濃いですが塩分は低い」という話も聞けました。
以前道の駅で買った宮醤油で刺身を食べたらとても美味しかったので、他の商品も試してみたくなり富津の醤油蔵まで行って来ました。
宮醤油店の場所
千葉県富津市佐貫247
0439-66-0003
9:00~17:00
https://www.miyashoyu.co.jp/index.html
館山道 富津中央インターからすぐ。
富津中央インターはマザー牧場に行くのに近いインターです。
内房線 佐貫町駅からも近いです。
宮醤油の種類
宮醤油の品揃えです。
オレンジのキャップの「たまさ醤油」がスタンダードな位置付けになり、右に行くほど高級な商品となって行きます。
たまさしょうゆでもじゅうぶん濃い口醤油ですが、どこが違うのか聞いてみたら「たまさ醤油」が木桶で1年かけて熟成するのに対し、「特選醤油」は2年かけて造られている高級割烹醤油だという事と、さらに良いもろみだけを厳選したのが「かずさむらさき」だという事なのです。
「濃い→塩分高そう」と思ってしまいますが、実はそうではなく「塩分ではなく旨味が強い」のだそうです。
しかも、刺身などに「少しつければじゅうぶん美味しい」という点でも、「塩分を気にする人におすすめ」なのだそうです。
道の駅で買った特選醤油が美味しかったので今回は蔵まで行って他の醤油も見て来たのですが、1年熟成で基本のたまさ醤油と2年熟成の中から特に良いもろみを搾ったというかずさむらさきを買って来て比べてみました。
たまさ醤油と比べ特選醤油はキリっとした醤油の香味が強く濃厚な印象で、かずさむらさきは特選醤油の角を取ったというか上品な印象です。
まぐろのトロなどの刺身ととても相性が良く、わさびにも合います。
民宿をやっている時に知っていれば絶対に使っていたと思います。
一番高級な「刺身醤油」や、一度出来上がった醤油に再度こうじを入れて発酵させた超濃厚な「再仕込み醤油」も気になりましたが、「特選醤油でもじゅうぶん美味しい刺身醤油ですよ」という事で次回の楽しみにする事にしました。
一升瓶で575円は良いですね。
美味しい煮物が出来ると思います。
醤油蔵といえば「もろみ」や「金山寺」はないかと探してしまいますがありました。
野菜につけたり、ごはんに乗せて食べると最高ですよね。
まとめ
私が訪ねた時に女将さんが「値札をつけかえなくちゃ」と言っていましたので、少し値段が変わっているかもしれませんが、この品質でこの値段は安いと思います。
出来るだけ直接販売する事を心がけ、安くお届け出来る事を心がけているからです。
「これは美味しいですよ」という女将さんの言葉からも、自信を持っておすすめしている事が感じ取れました。
蔵への注文の他、道の駅や生協(生協規格)での扱いはあるそうですので、ぜひ千葉県南部で唯一の醤油蔵で造られた醤油を味わってみて下さい。
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