千葉県君津市にある三石山観音寺は、千葉県勝浦市で暮らす私にはなじみの深いお寺です。子供の頃、多くの子供のランドセルに三石のお守りがぶら下がってました。
数年前、私がパワースポットに興味を持つにあたり、我が家の神棚を開けてみたらここのお守りがひとつ入ってました。
宗派の違う所のお守りが何で?って思いました。しかも神棚に。
何はともあれ「ご利益があるから」なのでしょう。
三石山観音寺は「海上安全」の御利益があるそうです。私が子供の頃は友達の多くが漁師の子。みんなここにお参りに来てたんでしょうね。
私も20代まで家族で正月の書入れが終わったころに来て護摩を焚いてもらっていました。
その頃から読売巨人軍の高橋由伸さんやマラソンの高橋尚子さんなど、アスリートが祈願に来る場所として認識していました。
今朝起きてなぜか「三石に行ってみよう」と思い、朝一番の一番乗りでお詣りして来ました。
私が応援する陸上の不破聖衣来さんのサインがあってびっくりしました。1月6日に「世界で活躍できるように」と監督と祈願に来たそうです。
こちらは縁結びのパワースポットで有名ですが、縁結びって恋愛のパワーだけではないのです。
「一期一会」といって、これから起きる事は何が起きるかわかりません。不破聖衣来さんのように規格外の選手でも怪我や体調で参加すらできない事も多々あります。
一流のアスリートは才能や努力に加え「神ががった領域」が要求されます。「期待以上」を出すためには「人事を尽くしたからこその天命」が必要なのかもしれません。
レギュラー選手が休んで、代わりに出てホームラン打ったりとか。
最高の一期一会を迎えるという事も縁結びの祈願なのです。
不破選手の本年は世界選手権・オリンピック選考の年という事で、高橋尚子さんがオリンピックで金メダルを獲った時に身に着けていたお守りを持ち帰ったそうです。
今日は何となく来ているのですが、「願いが1つ叶う」と言われている願いは「不破選手のごぼう抜きをまた見たい」という事でした。
三石山観音寺
朝の参拝は誰もいません。この誰にも汚されてないない空気が好きです。
ここから本堂まで山林を歩きます。山深い。
室町時代に覚恵上人がこの山の霊気を感じ開山されたと伝えられていますが、ここを見つけたこと自体が奇跡です。
まずは「今日も生かされていることに感謝」それがあって次に行けるのですね。
本殿から奥の院を目指します
三つの石と本堂が一体化しています。
この石からのパワーがみなぎっている感じがします。
奥の院へ
本堂奥にある階段を探したらありました。かなり細い道。平日の8:30で誰もいなくて不安ですが行ってみます。
「あぁやばい」怖がりの私は立ち止まります。「でも、その先だけでも見てみよう」と進みます。
斜めになって行かないと進めない狭い切れ目。どうしようか?やめようか?他に人が大丈夫なのですが、朝一の誰もいない状況では怖い(汗)
勇気を出してくぐると上へ行く階段がありました。
てっぺんまで登ったら奥の院がありました。「縁を結ぶ」という事で、ハンカチを結ぶのが習わしなんだそうです。左の方に千葉県最高峰の愛宕山が見えました。何だろう?そんなにすごい登山をしたわけではないのですがすごい達成感。
本堂手前に護摩を焚く所があります。ご祈祷をお願いするとここで火を燃やして祈願してもらえます。子供の頃は毎年ぱちぱちと燃える炎を見て自分ちのお札が祈祷されるのを見ていました。
ふと横を見ると不破聖衣来選手のサイン。彼女にとって今年はいい年になってもらいたいです。そしてまた来年、お礼詣りに訪れてくれたらなって思います。
なぜ不破選手がここを訪れたかというと、シドニーオリンピック金メダルの高橋尚子選手が小出義雄監督と祈願に来ていたからなのです。
その時に腰に付けていたのが赤い三石山観音寺の身代わりお守りなんです。
レース中にどこか痛くなったるする場面てよく目にしますが、このお守りが身代わりになってくれるのでしょう。
高橋由伸さんは、もう何十年もここに祈願に来ています。何十年も来るという事は、霊験があるという事だと思います。
三石山観音寺までのアクセス
千葉県君津市草川原1407
14時で門が閉まってしまうそうですので注意して下さい。
君津方面より房総スカイライン終点を左折、すぐに三石山入口の看板があります。
ここから約3,7㎞、15分ほどで行けます。亀山ダム方面にも入口があります。
まとめ
千葉の秘境にある三石山観音寺は漁師が海上安全のために祈願しに来る場所でしたが、近年は有名なアスリートが来るパワースポットとなっています。
それはご利益があったからこそなのだと思います。
高橋尚子さんがシドニーオリンピックで身に着けていた赤い身代わり守りが、現在陸上界で最も期待される不破聖衣来選手の力になってくれますように。