最近海水で作った塩が販売されている事を知り、自宅のすぐ下できれいな海水をとって来て塩を作ってみました。
意外と簡単に出来ました。
出来た塩で料理をしたり、玄関に盛り塩をしたりして使っています。
朝から初めて夕方には天日干しも完了しています。
その工程を記録しましたので参考にしてみて下さい。
海水の採取
まずは海水です。
我が家の下は磯になっていて、潮が引くとかなり遠くまで歩いて行けます。
外房の海ですので塩通しが良く海草も豊富。
家庭排水の影響がほどんどない所まで行って汲んできました。
4ℓでどのくらいの塩が出来るのでしょうか?
4ℓは入れ物がそれしかなかったからです(笑)
無色透明で沈殿物も見えないきれいな海水です。
念の為、冷蔵庫で一晩沈殿させ、コーヒーフィルターで濾してから火にかけました。
海水を火にかけます
バーベキューで残った炭を使って煮立てて蒸発させます。
このあたりは強火で沸騰させて水分を減らしていきます。
10分の1くらいまで煮詰まった所で塩が出来そうな雰囲気になってきましたが、これはまだ塩じゃなくて石灰のような成分なんだそうです。
「何時間もかけて失敗だったらショックだなあ」と半信半疑でしたが、この濁りを濾過します。
やはり塩のような物が残り、舐めるとしょっぱいです。
そして液体はまた無色透明に戻ってしまいました。
いくらか塩を濾してしまったような気はしますが続行します。
塩の結晶が現れました
そこから先はフライパンに移し替え、ガスのとろ火でゆっくりと蒸発させていきます。
ふつふつとわずかに煮立つ程度で10分ほどすると白いものがぽつぽつ出て来ました。
これが塩の結晶でしょうか?
良かった!
ここからの工程はとても楽しく感動的です。
塩ですね。間違いないです。
目を離さないでゆっくりとかき混ぜます。
もう少しで火を止めて冷まします。
そしてコーヒーフィルターで濾します。
この凝縮されて水分が「にがり」です。
にがりはしょっぱにがいので、取り除いた方が良い塩になるのだと思います。
このにがりは次回の豆腐作りに使う予定です。
天日干し
やはり天日で干す事が美味しし塩を作るのに大切な工程ではないかと思います。
梅雨時など湿度が高いと空気中の水分で水っぽくなってしまう事もあるかと思いますので、フライパンでカラカラに乾くまで熱するという手もあります。
湿度の高い季節は密封して冷蔵庫に入れておくと安心です。
出来た塩の量は
海水の塩分濃度は約3.4%なので、4000×3.4%=136g
そして出来た塩の量は130g
あくをすくったり、鍋にこびりついた塩の量を考えるとだいたい計算通りの量の塩が出来ました。
まとめ
勝浦のきれいな海水で塩を作るという事を思いつきやって見ましたが、雑味や変な臭いのない上質な天然塩が出来ました。
途中で石灰分を取り除くという工程がありましたが、出来上がった量から考えて、あれを含めたらもっとたくさんになっていたと思うので良かったのだと思います。
次回はもっとたくさん作ってみようと思います。
夏休みの自由研究におすすめです!
今回とれた天然にがりで豆腐を作りますのでお楽しみに。
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