管理人の屋代浩明（55）です。
私は30歳の時に父が事故で車いす生活になったので親の民宿を継ぐ事になりました。
そこまでの経緯はプロフィールページに書いてあります。
当時は年間20万円程の雑誌広告での集客でしたが、ある時から全く予約が入らなくなりました。
そして、10年の試行錯誤を経て楽天トラベルアワードを３度受賞するまでになりました。
そのノウハウを紹介し集客の参考にして頂く事で、昔ながらの小さな宿が元気になってくれたらと思います。
雑誌広告とホームページの頃
そこで、ホームページ作成ソフトを買って来て手作りのホームページを作りました。ホームページニンジャというソフトだったかな。
作っただけではだめで日記を投稿するようになり効果を実感してきました。
参考になったのは、釣り船のページの中に「今日の釣果」という記事があって、それいいな！って思いました。これがブログとかSNSをやるきっかけだったのかもしれません。
生協時代には「配達するだけじゃもったいない」と、口で説明しきれない事を新聞にしてカタログにいれてました。それがすごく効果的で。伝える事が好きになりました。
楽天トラベルに泣きついた
しかし、「ホームページをやれば客が来る」と噂になってみんながやり始めます。
しかもプロに依頼して。
人がやってない事をしないと集客できない時代の始まりを感じ、登録しただけ状態だった楽天トラベルに「どうしたらお客さんが来ますか？」と電話をしたのです。
「まずは〇月〇日と〇月〇日に勉強会があるので来て下さい」と六本木ヒルズに呼び出され、管理画面の使い方や宿泊プランの作り方などみっちり教わりました。
少人数でのセミナーでしたが一流ホテルの方や有名旅館の女将などが参加していて、名刺交換をさせられるのがすごく嫌でした。この経験から「名刺に肩書をつけたい」と思い始めます。
セミナーが終わると地域の担当者と１時間ほどミーティングで宿題をもらいました。それは、ツールとして使えた機能で「まずはメルマガ会員1000人」が最初の目標。そのためには品物や無料宿泊券などの懸賞を出す必要がありました。
そして次のセミナーでは2000人達成。「えっ民宿で2000人もってるの！」と他の参加者がびっくりしていたのを思い出します。そんな参加者に対し、「こっちは必死なんだよ」って心の中で叫びました。
最終的には20000人にメールを送れるようになりました。１回のメルマガで10％の人が予約してくると言われてましたからね。実際はその半分くらいかな？それでも集客には役にたっていました。
次は「新春カンファレンス」へ参加しました。
次は「新春カンファレンス」へ参加しました。参加者は宿泊施設の関係者が1000人以上いる感じで、ホテルの大きなホールが満員でした。
三木谷さんのお話は予言のようでしたが翌年にはその通りになっていました。
「パソコンが一家に一台から一人一台になる」とか、「パソコンがなくてもいい時代になるのでスマートフォン用のページも作る」とか。今では普通ですが当時は「えー？」って思ってしまうような頃でした。
カンファレンスでは他業界で成功した方の講演もあってたくさんの事を学びました。
最後に「アワードの授賞式」があって多くの関係者の前で華々しく祝福されます。
「これを獲れば名刺交換のコンプレックスがなくなるかも？」ということで、懇親会で「いつかアワード獲ってやるやる！」と担当者に宣言しました。
担当の方には「温泉とかあれば可能かもしれませんが、まあ頑張って下さい」と笑われましたが、これがアワード受賞への第一歩となります。
そして、約10年かけて初受賞する事になるのです。
次回はいよいよ予約サイトに挑戦していきます。
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