地震を抑えるかなめ石もある東国三社で荒魂の奥宮と裏参り

三社守りと香取神宮奥宮守りパワースポット
香取と鹿島の要石は大ナマズを抑えているらしい

私はある時から神社にお参りする事が多くなり、最近思うのですが「宝くじが当たりますように」とか、そういう事ではないと思うのです。

神様からのエネルギーを身体に行き渡らせていただく。その結果、物事が良い方向に進むという事ではないでしょうか。

強い神様の力を感じた神社。その敷地内で特に強い力を感じる場所があります。

人によって違うのかもしれませんが、そのような場所を見つけてみるのもいいと思います。

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東国三社巡りとは

三社めぐりの地図
息栖神社 東国三社巡り地図

千葉県香取市の香取神宮、茨城県鹿島市の鹿島神宮、茨城県神栖市の息栖神社を東国三社と言い、三社に参拝することを「東国三社巡り」とか「東国三社参り」と言われています。

伊勢神宮に匹敵するほどのパワースポットで、お伊勢参りから帰って東国三社にお参りするとさらに最強だという事で、江戸時代にこの東国三社参りが流行しました。

天上から神様が降りて日本国を作るために、「国譲り」というエピソードがあります。天照大御神から最もふさわしいと任命され、誰にもできなかった事を成し遂げたのがこの三社の神様で、江戸時代まで神宮と名乗れるのは伊勢神宮と香取神宮と鹿島神宮だけでした。

3つの神社は地図で見ると三角形の位置にあります。この三角形の中は強力なパワースポットで、香取神宮と鹿島神宮には「要(かなめ)石」という地中深く突き刺さる石があって、地震を起こす大ナマズの頭と尻尾をおさえているという伝説があります。

映画「すずめのの戸締り」に出てくる要石はまさにこの場所がモデルですね。

地震の原因となるプレートが近いこの地で、首都直下型地震を抑えているのが要石なのかもしれませんね。香取神宮には地震のお守りがあります。

回る順番は?

特にこうじゃなくてはだめという事はないようです。私はいつも手前から香取神宮→鹿島神宮→息栖神社という順番です。

でも最近思ったのですが、東関東自動車道で潮来まで行ってしまって鹿島神宮、次に一般道で息栖神社(約30分)、最後に一般道で香取神宮(約30分)と回り、香取インターから帰路というコースがスムーズかもしれません。

「鹿島立ち」と言って、鹿島神宮は旅立ちの祈願をする場所でもありますし。

今回私は香取から行きましたのでその順番で紹介します。

香取神宮

香取神宮の鳥居
香取神宮の鳥居

香取神宮の門です。立派ですよね。ここから本殿までは少し歩きます。

香取神宮の表参道
香取神宮の表参道

門をくぐると明らかに空気が変わります。巨木が覆いかぶさるように並ぶ森の中を静かに歩くと心が落ち着いてきます。

私はこの雰囲気を味わうために平日の朝いちで行きます。

神様は寛容ですが、大きな声でふざけたり、口喧嘩したり、子供を叱ったりすると、一気に空気が普通になってしまいますので、こういう森の中の神社は静かに穏やかに過ごすのがいいかと思います。

香取神宮の門
香取神宮の門

門まで来ました。門の外から拝殿が見える景色が好きです。写真では伝わらないのすが。

香取神宮拝殿
香取神宮拝殿

黒漆塗に檜皮葺の拝殿は重厚感があります。近くで写真を撮りたくなかったので見えませんが、神社の中に神鏡と言って丸い鏡があるのです。香取神宮の神鏡はすごく大きくて、しかも何とも言えない光り方で引き込まれそうです。

鹿島神宮の御祭神

御祭神:経津主大神(フツヌシノオオカミ)
    国家鎮護・国運開発の神・民業指導の神・武徳の祖神
御神徳:勝運・交通・災難除け・縁結び・道開きなど
人生における勝負や決断の時に祈願をすれば道が開けるかもしれません。

裏参り

香取神宮本殿裏
香取神宮本殿裏

大きな神社はお賽銭箱がある所を拝殿と言って、ご神体はその奥の本殿に鎮座している事が多いです。普通は拝殿から神鏡の方へ向かってお参りします。

しかし、1周回れるような神社にはこのように真裏に賽銭箱がおいてあったりします。ここから神様にお参りするのが「裏参り」です。正式な言い方かどうかはわかりませんが。

私は拝殿ではお願いするというよりは神様に挨拶する感じで、2礼2拍手と「祓い給え、清め給え、守り給い、幸(さき)わい給え」と唱えます。

裏側は人もあまり来ませんし、お参りするというよりは神様の後ろの近くにいさせてもらえるような気持になりすので、しばらくその辺りにいます。

人が多い所って「神社を訪れるに至る背景が様々なんだな」と感じて、自分の心が乱れてしまう事も少なくないのですが、このような場所にいる人は自分と同じような人なのかな?って思ったりします。

香取神宮ご神木
香取神宮ご神木

御神木周辺も力をいただける場所だと言われています。個人的には神楽殿のあたりの空気もすきです。

奥宮で荒魂の力をいただきます

香取神宮奥宮
香取神宮奥宮

神社の神様には「和魂(にぎみたま)」と「荒魂(あらみたま)」があります。

本殿には神様の穏やかな状態の和魂が、そして別の場所に荒ぶる状態の荒魂があるという神社が多く、本殿では「平和な世の中が来ますように」といったお願いをし、具体的なお願いは荒魂にお願いするのがいいとされています。

ただし、生半可な気持ちでは行かない方がいいようです。

奥宮の立て札にはこう書かれています

御祭神の荒魂は、勇武果敢に円満調和なる和魂の支柱(ささえ)となっている。また、荒ぶる魂は邪気を祓い霊妙な神気のもと、破邪顕正の働きも活発に開運厄除け心願成就の御加護を得られます。

森の奥にひっそりとある奥宮は神気がびしびし伝わって来ます。しかし怖がりの私が誰もいないこの場所がとても居心地がよく、いつまでもいたいと感じるような温かさもあります。

人によって感じ方は違うと思いますが、ここは本当に強いです。

三社守りと香取神宮奥宮守り

奥宮には授与所があって奥宮の御朱印やお札も置いてあります。私は奥宮のお守りをいただいて部屋の高い所に置きました。

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香取神宮の要石

香取神宮の要石
香取神宮の要石

さきほども触れましたがこれが要石です。地震の多いこの土地で、地中に住み着く大ナマズの頭と尻尾に石を突き刺して動けないようにしているのだそうです。香取は凸形で鹿島はお凹形なんだそうです。

このあたりも張り詰めた空気が漂って来ます。

東国三社守り

三社守り香取
三社守り香取

東国三社参りのお守りがあります。三角柱のお守りに赤いシールが貼ってありますが、他の2面は空になっています。

最初の所で貼ってある物を手に入れて、あと2か所ではシールのみ手に入れて、3か所に貼れたら完成です。

1社だけでも大パワースポットなのに、3社分のお守りとは最強ですよね。

香取神宮参道
香取神宮参道

奥宮から坂を下るとお店屋さんが並びます。厄落とし団子を買って鹿島へ向かいます。

穴子天丼とか超気になりましたがまだ10時でしたので諦めました。

お昼のタイミングをここにするのもいいかもしれませんね。

香取神宮の場所

千葉県香取市香取1697
https://katori-jingu.or.jp/

鹿島神宮

鹿島神宮鳥居
鹿島神宮鳥居

鹿島神宮の鳥居も立派です。前回来た時は奥宮を修復中でしたが、今回は徳川二代将軍秀忠公が寄進した本殿が修復中でした。

鹿島神宮門
鹿島神宮門

水戸徳川初代藩主頼房公により奉納された門です。頼房公の母はお万といって、私は住む千葉県勝浦から伊豆に逃げ延びて、家康公の側室となった人です。紀州徳川家初代もお万の子です。

門をくぐった右に拝殿がありますが、工事中でしたのでお参りをして奥へ行きます。

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鹿島神宮の御祭神

御祭神:武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)
    建国功労の神・武道の祖神・決断力の神・農漁業商工殖産の守護神
御神徳:勝利必勝・交通安全・旅行安泰・縁結び・安産

鹿島の森
鹿島の森

拝殿やお守りなどの授与所のあるエリアの奥の森を歩きます。ここも神聖な空気が漂います。大きな木は杉ですが、本榊などもたくさんあってエネルギーを浴びるようです。

途中に鹿を飼育している場所があります。鹿島神宮では鹿を神格化していて、春日大社の鹿は鹿島神宮から連れて行ったと言われています。

鹿島神宮の奥宮

鹿島神宮奥宮
鹿島神宮奥宮

奥宮です。こちらは徳川家康公が関ヶ原の戦いに勝利したお礼に奉納した元の本殿です。二台将軍家忠公によって現在の社殿が奉納された時に、この場所に引き遷されました。

武甕槌大神の荒魂が祀られています

ほとんどの建物が重要文化財です。

私が初めて来た時、3番目に並んでいました。私の番になると急に強風が吹いて落ち葉が舞い上がり、この写真に写っている所をぐるぐると回りました。そして次の人の番になったら風は止みました。その時とても勇気づけられたのを思い出します。

鹿島奥宮裏
鹿島奥宮裏

奥宮の裏にはの奥宮の御神木でしょうか、大きな木があってそこに行けるようになっていました。荒魂の裏で御神木のパワーをいただけるなんて、本当にありがたいです。

鹿島神宮の要石

鹿島神宮の要石
鹿島神宮の要石

さらに奥へ行くと要石があります。水戸黄門が7日7夜掘らせたのですが、掘っても掘ってもこの石がどこまでなのかわからなかったとか。

ここは森の最深部で、所々脇道があってランニングしている人が通ったりします。でも行ったらジブリ映画に出てくるような、違う世界に行ってしまいそうな雰囲気があります。

御手洗池

鹿島神宮池
鹿島神宮池

大昔はここで身を清めてから参拝したという霊泉です。武甕槌大神が天曲弓で掘ったなど、いろいろが言い伝えがあります。

坂を下った場所にあって食事処もあります。私はここで竹炭を買って来てお守りと一緒に部屋に置いてあるのですが、夜中に起きた時「空気がきれいになっているなあ」って思います。

寝ている間も浄化されるというなんてすばらしいですね。

三社守り鹿島
三社守り鹿島

鹿島神宮のシール500円。本体付きは1000円です。ですので、2000円で完成という事です。

鹿島神宮の場所

茨城県鹿嶋市宮下2丁目8-8
https://kashimajingu.jp/

息栖神社

息栖神社
息栖神社

息栖神社です。香取・鹿島・と比べると小さな神社ですが、とても落ち着くいい神社です。

御祭神:久那斗神(くなどのかみ)牛馬守護・豊穣・禊・魔除け厄除け道中安全
    天乃鳥船神(アメノトリフネノカミ)海上安全
    住吉三神(スミヨシサンジン)禊祓いの神・海上安全

経津主大神と武甕槌大神がを導いたのが久那斗神という事ですね。

息栖神社裏
息栖神社裏

息栖神社の拝殿も1周出来るようになっていました。手前の建物が本殿で、ご神体がある場所です。

息栖神社ご神木
息栖神社ご神木

御神木です。立派な杉の木です。境内には幸運をもたらすオガタマノキやナギノキもありますので、近寄ってパワーを受け取りましょう。

三社守り完成
三社守り完成

三社のお守りが揃いました。これをもらったら、というか誰かにあげたら自分が嬉しいだろうなって思いました。

息栖神社の場所

茨城県神栖市息栖2882
https://ikisujinja.com/

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まとめ

国譲りの際に地上に遣わされて成し遂げた経津主大神(香取神宮)・武甕槌大神(鹿島神宮)・久那斗神(息栖神社)を祀る三社にお参りする事で、大きなパワーをいただけるという事について書きました。

決断や勝負の時には強い気持ちをもってお参りする事によって、神様もこたえてくれるのではないかと思っております。

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